トップ >
関係図とマトリックス図・RaQuestの機能
関係図とマトリックス図・RaQuestの機能
このページでは、要求管理ツール RaQuest(ラクエスト)で表示可能な、関係図とマトリックス図の説明を致します。
また、RaQuestの機能や関連情報へのリンクをまとめています。
ここでは 関係図とマトリックス図の簡単な説明を行います。
関係図・マトリックス図共にトレーサビリティを可視化した図です。
関係図(影響範囲図)
関係図は、一つの要求に着目し要求と要求の関係を図示したものです。
この図の中の矢印の方向は依存の方向を表しています。
上記の図の場合、要望002 は要望001 に依存しているとなります。
依存の方向と逆方向を影響の方向と考えるため、要望001 は要望002 に影響を与えるとなります。
要求の色は、赤はこの関係図を作る対象とした要求で、この要求の影響を受ける要求がすべて図に入ります。
緑は再検討が必要とフラグが立っている要求で、まだ検討をする必要がある要求です。
以上から、この図からは以下の2点が分かります。
- 要望001 を変更すると要望002,003 要求005,006,008,009,011が影響を受ける
- 要求011 は、まだ再検討が必要
このように関係図からは、一つの要求の変更の影響範囲が分かるため、個々の要求のインパクト分析に役立てることが可能です。
マトリックス図
マトリックス図は、要素を縦と横にならべ、関係を格子状に表示したものです。
上記の図は要求とユースケースの関係を表示したもので、他にも要求と要求・要求と担当者・要求とUML要素のマトリックス図を表示することが可能です。
ここでの矢印の方向も依存の方向で、反対方向が影響を与える方向です。
(古いバージョンで、矢印が逆方向の表示になっているときもありましたが、最新版(ビルド035から)は上の図の表記になっております。)
(例:
- 「とある機能」という名前のユースケースは002,003,004 の要求に依存。
- 002 用語の種類の選択肢を増やしたい」は用語の種類の選択肢を増やしたいというユースケースと「とある機能」というユースケースの二つに影響を与える。
)
関連がない要素について、色付け(赤色)することができます。
この機能を使うことで、要求がない実装や要求があるのに実装されていないということが、一目把握可能です。
このようにすべての要求がきちんと実装されているか・要望がないのに実装されている機能があるか、など、カバレッジ分析に役立てることが可能です。
影響分析について
上記のように、影響の分析(インパクト分析・カバレッジ分析)の役に立つ様々な表示が可能です。
これ以外の要求の追跡機能については「
要求の追跡」のページもご覧ください。
機能
RaQuestは要求管理をより効率的に行えるようにするためのツール(要求管理ツール)です。
トレーサビリティを可視化するための図や影響の分析に役立つ表示だけではなく、
効率的に要求管理を行うために、主に以下のような事を可能にしております。
これ以外の主な機能につきましては、
RaQuest の機能 のページをご覧ください。
適用可能プロセス
特定のプロセス(要求管理プロセス・開発プロセスなど)には依存していないため、どのようなプロセスを行っている組織にでも利用可能です。
価格
RaQuest の価格の詳細については、「
RaQuestの価格について」のページをご覧ください。
注:RaQuestはモデリングツール Enterprise Architectがないと動作しません。
詳細については「
Enterprise ArchitectはもっていないがRaQuestを新規導入するには」のページをご覧ください。
評価版
RaQuest の評価版は、「
RaQuest評価版のダウンロード」ページからダウンロード可能です。
お問い合わせ
RaQuest に関するお問い合わせは下記 sparxsystems.jp ドメインのお問い合わせページからお願い致します。
「
スパークスシステムズ ジャパン お問い合わせページ 」
RaQuest 関連情報
RaQuestに関する他の情報は以下のページをご覧ください。