昨今のソフトウェア開発において、ソフトウェアに対する要求(要望・要件)は増加・複雑化しています。このような状況においては、ソフトウェアに対する適切な要求を開発・定義することが重要です。それに加え、開発・定義した要求を適切に管理(マネジメント)することがより重要です。また、ソフトウェアの開発中には環境の変化など、様々な要因から要求が変更されることが多くあります。要求が変更された場合、発生した変更に対して、適切に対応することも重要です。こうした状況では、要求を正確に把握・管理・追跡するための要求管理ツールが大きな効果を発揮します。
スパークスシステムズ ジャパンが提供する要求管理ツールRaQuest(ラクエスト)は、要求とその属性・要求間の関係などをリポジトリに集め一元管理を行います。リポジトリに入力された要求は、確実・効率的に管理するために様々な形式で表示することが可能です。また、UML/SysML/BPMNモデリングツール Enterprise Architectと高度に連携することで、要求と設計情報との関連も管理でき、要求から実装レベルまでのトレーサビリティ(追跡可能性)を確保しています。さらに、要求間の関連や設計情報との関連も管理しているため、開発中に発生した要求の変更に適切な対応を行うためのインパクト分析やカバレッジ分析に役立つ、関連図表示やマトリックス表示が可能です。
現在の要求管理といえば、表計算ソフト等の汎用ツールで、要求項目を羅列してあるだけの状況ではないでしょうか?こうした管理では、多くの要求項目を効率的に管理したり、要求の変更に伴う様々な影響を簡単に把握することは難しいといえます。その結果、設計や実装の段階で多くの不必要な作業を生むことになりかねません。要求管理ツールを利用し、要求の効率的な管理や要求の変更による影響範囲の正しい把握を行い、こうした問題を防ぐことで、ソフトウェア開発のコスト削減や品質向上を行うことが可能になります。
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